2012年11月21日水曜日

愛媛から広島へ。平安時代、明治、昭和、そして現在を感じられる航路です。

早朝6時。松山市大街道。
せっかくだから、愛媛県庁本館を見に来ました。(松山の環境ねぇさん・やっつ~さんに教えてもらいました♪)
ネットで調べたところによると、1929年に竣工した歴史的建造物。
ちなみに、北海道の赤レンガ庁舎(北海道庁旧本庁舎)は1888年に建てられたもの。

正面玄関すぐにあるロビーには白と黒の大理石が使われていて、なんとそこにはアンモナイトの化石がいくつも見られるそう。
早朝だから見ることができなかった…。リベンジだな(笑)

そして、広島行きのフェリー乗り場へ。
瀬戸内海汽船で瀬戸内海を超え、広島に行くのです。
所要時間は2時間40分。
お値段は3900円。
高速船もあり、所要時間は1時間とさすがに早いものの、お値段が6900円とちょっとお高め。

わたしはもちろん、ゆっくりのんびり、リーズナブルなクルーズフェリーに乗船することにしました。
8時25分に出港です。
鉄道と同様に一番前に席を陣取りました(笑)


乗船前、コンビニで松山らしい食べ物を探してみると、ありました!
飲み物は全国で入手可能だと思いますが(でも、愛媛産温州みかん)、このマロンメロンパンはないでしょ~

ファミリーマートと愛媛調理製菓専門学校との共同企画で誕生したものだとか。
愛媛県産伊予柑のマーマレードをサンドしてあって、朝からはちょっと甘かったですが、菓子パンとしては美味しかったですね。




いくつも島を次々に通り過ぎ、とある名所に差し掛かりました。


清盛公が1日で開削したという伝説が残る“音戸の瀬戸”
船は減速し、船内アナウンスが流れ始めます。
アナウンス:ここは、平清盛公がたった1日で開削したことで有名な“音戸の瀬戸”です。

全然知らなかった…。

アナウンス:清盛公はここを開削する際、人命を尊んで人柱の代わりに一字一石の経石(一切経)を海底に沈めたと伝えられています。優しい人だったのかもしれませんね。

へぇ~、そうなんだぁ~



さらに進むと、鉄の塊のような工場が見えてきます。
日新製鋼呉製鉄所です。
工場好きではないのですが、錆びた感じが歴史を感じさせる佇まいで、何枚も写真を撮ってしまいました。

調べると、1951年に建設されたとの事。
それ以前は、戦艦「大和」を建造した呉海軍工廠があったそうです。

工場の外には、おそらく砂鉄と思われる山がいくつもあり、たくさんの煙突から白い煙が上がっているのが見えます。

製鉄所は大量の水とエネルギーを必要とするため、大きな環境負荷を与えます。
でも、だからといって無ければいいという話ではないと思います。
日本の製鉄技術は、環境に負荷低減について世界の先端をいっているはずです。
その技術を途上国へ移転し、地球全体として環境への負荷を少しでも軽くしてもらえることを期待したいですね。

さらに進むと、海上自衛隊 呉地方隊の護衛艦がいくつも見えてきます。
呉港に並ぶ護衛艦
さすが呉。
終戦前までは、帝国海軍の主要基地として発展していた地域。
今でも海上自衛隊のまちといった感じです。
あまりにもたくさんあるので、ちょっと驚異的な感じを受けます。
これからも、護衛をしてほしいです…。

呉には大和ミュージアムもあり、海軍基地だったことから、海上自衛隊のまちであることを売りにした観光を展開しているように感じます。

さぁ、そろそろ広島に到着です。

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