2012年5月25日金曜日

ゆったり見られる 秋田市大森山動物園ミルヴェ Vol.3 [北東北 水族館・動物園めぐりツアー]

場所は秋田市大森山動物園。第3弾。
まずは今どきのこどもをご紹介。最近の子供はゲーム機器で写真を撮るらしい。
どこの水族館、動物園に行っても、子供たちがニンテンドーDSを使って激写している姿をみることができちゃう。
すごい世の中になったもんだわ(笑)。

撮られているのは、ご存じ!百獣の王ライオン

でっかい肉球をこれ見よがしに、寝ている(笑)。小春日和だったからね。そりゃ~もう、眠気を誘われるわけですよ!しかし、気持ちよさそうだったな~^^

そしてこちらも安眠中なのです。ピューマ
ピューマは幅広~い範囲に生息。北アメリカのロッキー山脈から南米大陸の先端パタゴニアまで。熱帯雨林、砂漠、高地にも住めちゃうネコ界のクマムシみたいなもんかな(笑)。
でも、場所によっては既に絶滅もしくは絶滅の危機に瀕している。
広い範囲にいるからと言って、1か所くらい絶滅してもいいということにはならない。遺伝的な違いもあるし、各地の生態系はピューマがいることで成り立っているからね。

続いて、イヌ科の王者、シンリンオオカミ

水を飲む姿も王者の風格。 鋭い目がどんな時も油断はしません!みたいな感じ。
ここのオオカミは閉園時間に流れる音楽に共鳴し、遠吠えをするらしい。残念ながら、今回は閉園時間までいられなかったけど、やっぱりオオカミと言えば遠吠えだよね~ 次はその時間まで粘りたいわ(笑)。
実はこんなゆる~い表情も♪











お次は変わって草食動物。 マーコール

彼の表情もなかなか凛々しいでしょ♪
見て分かるように彼らは立派な角を持っている。これがハンターに狙われて数が減ってしまっている・・・。
さらに、マーコールは家畜ヤギの原種の一種で、近年、マーコールが住む高い山にも放牧される家畜ヤギが進出し、交配も問題になっているんだって。
悲しい事に、主に以上の2つの理由から数が増えず、絶滅の危機に瀕しているのが現状。貴重なマーコールは日本の動物園でも飼育している場所は少ないらしい。

のんびりした大森山で少しでも数を増やしてくれたらと思う。動物園には希少種を保存し、数を増やすという役割もあるしね。

高いところが好きな彼ら。ここではなんと屋根の上に!一見目立たないマーコールだけど、必見なのです!



そしてお馴染み、アミメキリン

大森山のキリン舎はなんか広く感じる。大森山のHPを見てみると、去年の6月までは2頭だったみたい。

動物を擬人化するのは好きじゃないけど、仲が良かったみたいだし、後姿も何だか寂しげに見えてしまう・・・。感情移入しすぎかなぁ?

でも、本当に綺麗な後姿だな~。


そして、たいていの動物園でキリンの隣にいるのは・・・、そうです!ゾウです!大森山にいるはアフリカゾウ

こちらは2頭。
やっぱり2頭以上いるのがいいよな~。 どうやら耳がかゆかったらしく、しばらくの間、壁に耳をすりすりしてた(笑)。

これも何となくなんだけど、オスのだいすけが花子を見守っている雰囲気で、ほのぼのしてしまった。
お尻だけでも仲良さそうでしょ?(笑)

2頭ともお年頃らしく、2世への期待が高まっているそう。それは楽しみだね♪

2012年5月22日火曜日

ゆったり見られる 秋田市大森山動物園ミルヴェ Vol.2 [北東北 水族館・動物園めぐりツアー]

場所は秋田市大森山動物園。レポート第2弾。

背筋ピ~ン! ミーアキャット
アンニュイなマーモセットを見た後は、警戒することが日課のミーアキャット

常に警戒モードだから、ほかの姿を見るのが逆に難しいほど。いっつも背筋を“ぴ~っん”と伸ばして立っている。シッポも上手い事使って立ってるのが愛らしいわ~☆

上の方も気になるのか、何かに警戒中。 一緒になって上を見てみたけど、特に何もなかったな(笑)。


こちらは、対照的に小春日和でのんびりモードのアカカンガルー

のんびりしてはいるけど、アカカンガルーは世界最大の有袋類なのだ!メスよりオスが大きくて、立った状態では180㎝くらいになる。

大森山動物園では、ふれあい動物園のように、アカカンガルーが放されている広場に入ることができちゃう。あんまりないよね~♪
寝転がったまま、アカカンガルー同士、何やら耳打ちしている様子(笑)。
この様子からは、時速60㎞で走って、上方向にジャンプすると2m以上は飛び上がることができて、跳躍力は8mに達するという姿は全くもって想像できない。足で蹴り上げるだけでなく、時には引っ掻いたり、噛みついたりもするらしい。
動物園にいて、どっかで本気出す機会ってあるのかね~

ハッとするような配色。その名もサンショクキムネオオハシ

しかし、この怪訝そうな顔!
ご飯中だったところにカメラ小僧のようなよくばりな私が登場したからなんだな(笑)。

餌箱がちょうど私の目の前にあって、食べたいのに食べられないという状況に追い込んでしまったというワケ。

一応、可愛い顔も見せてくれたので、ご紹介しておこうかな(笑)。

まぁ~、それにしても綺麗な黄色だこと♪
目の周りの水色はさることながら、くちばしの色も複雑だな~ 人間の想像ではこの配色にならないよね。しかも、胸の黄色と黒の毛の間に微妙にオレンジ色が入ってる。芸が細かい!

ほんと、自然ってすごい☆

お次は、大森山動物園の一番の売りでしょう♪

アムールトラ

ほかの動物園のトラと比べても、よく動き、表情も豊か。2頭でいるせいなのか?それとも飼育環境がいいのか?

とにかく、ここに来れば惚れ惚れするトラたちに会えることは間違いない!

このツアーで唯一、よくばりな私以外にカメラ小僧がいた場所(笑)。その気持ちはよく分かるわ。だって、すっごくシャッターチャンスがたくさんあるんだもん!2頭で追いかけっこしたり、高い場所から飛び降りたり、水浴びしたり。

ネコ科の動物が好きな人は絶対、そうでない人もその姿に魅了される大森山動物園のアムールトラなのです。

アムールトラを取り巻く環境を紹介するパネル。
トラとともに生きてきた先住民族の文化、トラが住む森では違法伐採や森林火災、そして密猟がおこなわれている現状が説明されているんだな。

動物をただただ可愛いと見るだけでなく、その行動をよ~く観察するとより一層好きになる。さらに、その動物たちが自然界で置かれている現状を知ると、さらに関心は高まるんじゃないかな。

2012年5月19日土曜日

ゆったり見られる 秋田市大森山動物園ミルヴェ Vol.1 [北東北 水族館・動物園めぐりツアー]

5月1日。本日の目的地は“秋田市大森山動物園ミルヴェ”。

米粉でできたロールケーキ?美味しい♪
9:50秋田発の電車(羽越本線)に乗り、7分で2つ先の駅“新屋”に到着。秋田市西部市民サービスセンターのロッカーに荷物を入れ、いざ動物園へ出発!

天気は申し分ない快晴。新屋駅から大森山動物園までは約2km。バスに乗ろうか迷ったけど、徒歩で正解だな~♪
前日に秋田駅で買った“もちもちロール”を食べながら坂道をひたすら上っていく。

この春No1のさくら
坂を上りきると、今年一番の桜の木に出会った。これ以上無いほどに花を咲かせ、本当にお見事! こんなに見事に咲いているのに、人っ子一人いない。なんてのんびりした場所なのかしら~
動物園に入る前からここが気に入ってしまった(笑)。
ほかの桜も今年一番の見ごろを迎えていて、花が多すぎて泡のように見えるほど。
泡みたい











さぁ、大森山動物園に行ってみましょうかね~

痴話げんか(?)中のヨーロッパフラミンゴ
ゲートをくぐって最初に出迎えてくれるのは、コクチョウやらツルやら大型の鳥たち。

桜に負けないほどきれいなピンクのフラミンゴの姿も。しかし、この小春日和の中、フラミンゴたちは痴話げんか中だった(笑)。 何をもめていたのやら (^_^;)
しかも、よく見ると目が・・・。濃い黄色に黒い点。 漫画のようだわ。

ニホンコウノトリのヒナ
お次はニホンコウノトリ

まさに子育て真っ最中。目のまわりとくちばしの下の朱色がキレイだな~
悲しい事に日本では絶滅させてしまった。現在は兵庫県豊岡市を中心に、野生復帰のための取り組みが進められている。
田んぼの上を当たり前に飛ぶ姿が見られるようになったら最高だろうなぁ~
今後に期待!

家族の仲が良い アフリカタテガミヤマアラシ
こちらも子供が。アフリカタテガミヤマアラシ

この日は家族でひっついて寝てた^^
でも、怒るとトゲトゲの毛を振って音を立てて威嚇する。毛の中は空洞になっているから結構な音が出るんだって。毛を鳴らしてもダメな時は、逆立てたまま後ろ向きで突進してくる。その姿、ちょっと見てみたくなるよね。

でも、ガラスをドンドンして怒らそうとしたらダメ~ ストレスになるからね。

まんまタイム
ヤマアラシを見ていると園内放送が。「これよりアライグマのまんまタイムです」。振り返ると人だかり!行かねば~

で、アライグマ

飼育係さんからアライグマが外来種として問題になっていることや、ものを洗う動作は実は魚などのエサを探している動作だということ等が紹介されてた。こういう情報は親子連れが来るようなところでは、どんどん発信してほしいわ。

まだ慣れてないの~
大森山には2頭のアライグマがいる。最近来たばかりだから、まだ臆病で小屋に入っていることが多いそう。 下がり気味な耳で、まだ警戒中だって分かるね。

でも、なんで外来種になったかっていうと、可愛いからペットにしたけど、大きくなるとどう猛になって手に余るから放してしまう。
野生動物を可愛いからとペットにしようとするのは、安易で、無責任でどうしようもない。動物園に会いに行こうね。

アンニュイなのかしら?
そして、ちょっとアンニュイな雰囲気のコモンマーモセット。 

家族でワイワイしているのが好きなマーモさんたち。この子は一人でいたから、アンニュイな感じだったのかも?二重なのか、眉毛なのか分かんないけど、どこかの誰かに似ているというか、こんな人いるよね。

大森山動物園は、とてもゆったり、のんびりした動物園でかなり気に入った!多頭飼いが多く、そのせいか、動物の表情も良いような気がするな。
というワケで、多少詳細に残しておきたいから、3回くらいに分けて書くかな~

2012年5月16日水曜日

秋田は食も魅力的☆日本三大地鶏・比内地鶏を食す [北東北 水族館・動物園めぐりツアー]

男鹿水族館GAOをてんやわんやしながらも大満喫。
ただ、バスがなくて焦ったんだな。15:21分羽立駅発の電車に乗って、16:12分には秋田駅に着いてしまった。別にタクシーに乗るなら、もっとゆっくりすれば良かったと、戻ってから気づく始末(笑)。まぁ、ホテルの最上階に大浴場が付いてるから、そこでのんびりしよう。

桜を眺めつつ、まずはホテルに戻ることに。明るいうちからお風呂に入るのって贅沢~♪秋田って、なかなかいいな。

ひとっぷろ浴びたらお腹が空いてきた。大好きな水族館に行って、温泉を満喫し、お腹が空いたら地の物を物色して食べる。あぁ~、なんて贅沢なんだ。

前日の晩御飯は“稲庭うどん”だった。実は、本日のメニューは決めていた。それは、日本三大地鶏の一つ、“比内地鶏”を食すこと!
秋田県のHPによると、「昔から比内地鶏が美味しいと言われる秘密は、水と環境、つまり秋田県の自然と風土が鶏の成育に適しているからであろうか。」とある。2日間、秋田に滞在して、この紹介文は間違っていないと実感したね。

どれだけ究極なのか!?
そして、比内地鶏を食す店として選んだのが、ホテルでおススメされた“秋田比内や”。本当は別の店舗を案内されたんだけど、駅ビルの中のお店にやって来た。
メニューを見ると、【究極親子丼】とあるではないの!卵も肉も比内地鶏を使用しているらしい。1ランク下がる[極上親子丼]は、卵が比内地鶏じゃないって。そりゃ、ここまで来たら【究極親子丼】でしょう!
店内はこんな雰囲気











よくばりな私は、肉も堪能したいと思い、結局、究極親子丼(小)に、つくねとねぎまも注文してしまった。食べ過ぎかな?(笑) 
究極親子丼(小) ¥1050

まずは親子丼が登場。
見た目は普通。正直、楽しみにしていたとはいえ、チェーン店だかそんなに期待はしていなかった。

まぁ、これが美味しかった!今まで食べた中でもナンバー1かも!?さすが日本三大地鶏なだけはある。
実は釧路にも出店しているらしい。同じ味なのか釧路に行ったら試してみたい。

この照り具合♪
ちょっと感動に浸っていると、つくね&ねぎまが運ばれてきた。つくねには黄身付き。嬉しい特典だわ♪

あら~、これも美味しいじゃないの♪ 秋田ってハタハタを代表する水産物だけでなく、陸上にも美味しいものがあるなんて、すごく魅力的じゃない!?
全然知らなかった~

いやぁ~、ほんと、ご馳走様でした!
120㎞の移動の疲れが吹き飛ぶね(笑)

2012年5月13日日曜日

やっちゃったけど、もう一度来たい男鹿半島。 [北東北 水族館・動物園めぐりツアー]

時は4月30日13時30分。場所は男鹿水族館GAO

水族館のすぐ横は岩礁帯
3時間30分かけ館内を一周し、ほどよい空腹感と充実感の中、お昼を食べようとレストランへ向かう。「でも待てよ。GAOの周辺に美味しい食べ物屋さんがあるかもしれない」。そう思ってインフォメーションセンターへと足を向けた。
ふと、一枚の紙が目に留まった。バスの時刻表だ。乗る予定のバスは16:26発。もちろん、時刻表にはちゃんと載っている。ちゃんと調べてきたもんね♪

・・・・・待てよ。この※は何だろう? 乗るはずのバスにマークが。見ると、要予約と書いてある。「これはいけない!予約しないと。乗れなかったら大変」。そう思って、バス会社に電話した。

よくばりな私:あの~、今日の16:26発のバスに乗りたいんですけど予約できますか?
バス会社のおじさん:ん?16時?ちょっと待ってね。あったかなぁ・・・・。
よくばりな私:“あったかなぁ・・・”????

しばし沈黙。

バス会社のおじさん:今日は祝日だから運休だね。土日祝日は出てないから。
よくばりな私:えっ!? じゃあ、最寄の駅までどうやって行けばいいんですか!?
バス会社のおじさん:それはお客さん自分で考えてもらわないと・・・。
よくばりな私:!? バス以外にどうやって!?
バス会社のおじさん:タクシーかな。でも、そこからだと30分以上かかるね。とにかく今日のバスは13:02で終了したから。
よくばりな私:・・・・、分かりました。

ガチャン。プー、プー、プー・・・・・・

えぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
来る時だって、羽立の駅からGAOまで1時間かかったんだよ!?
そんな距離タクシーに乗ったらいくらかかるワケ!?
うそでしょ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!

しばし、途方にくれる。まさに、頭真っ白。

とりあえず、無意味にインフォメーションセンターへ。
 よくばりな私:バス以外に羽立駅まではタクシーしか行く方法はないですよね・・・?
お姉さん:そうですね、タクシーしかありませんね。
よくばりな私:そうですよね・・・、タクシーですよね・・・。ありがとうございます。

歩けないだろうか? それともヒッチハイク? 誰かに声をかけてみようかな・・・

いいや!とりあえず、外に行ってみよう。

秋田名物ババヘラ・アイス ¥200
水族館を出ると、二人のおばあちゃんがアイスを売っていた。その名も【秋田名物 ババヘラ・アイス】。“むかし、なつかし、みんなの味”とある。

妙義!







これは食べるしかないでしょう♪おばあちゃんに引き続き、1つ注文してみた。
アイスの入った釜の中を見てみると、黄色とピンクのアイスが2種類入っている。
それがおばあちゃんの巧妙な技によって、どんどん花のような形に仕上がっていく。

味は普通。でも食べよう♪





はいどうぞ♪
お見事!!

このババヘラ・アイスのお蔭で、さっきまでのテンションがちょっと上がる。わたしって単純(笑)。


出刃包丁を片手にやってきた!
すると今度は、遠くの方から「なまはげだ!なまはげが来るぞ!!」という声が。男鹿半島と言えば、ご存じ“なまはげ”の本拠地。生のなまはげは見なくては!!声のする方に向かった。

初、生なまはげ!青と赤のなまはげさん登場です♪なまはげになるには資格がいるって聞いたけど、この人たちも“なまはげ資格者”なのね!

泣ぐ子はいねぇが~! います、ここに(笑)

なまはげのターゲットはもちろん小さいお子様たち。「泣ぐ子はいねぇか~」と言いながら、近づいていく。最近の子はすれてるから泣かないんじゃない?なんて思っていると・・・、
「ぎゃ~!やだぁ~!怖いぃ~~~!」と泣き叫ぶお子様たち。こんなにイメージどおりになるとは(笑)。
こういう伝統文化は大事だよね。「悪い事したらなまはげ来るよ!」なんてお母さんに言われた日にゃあ、いう事聞くだろうな~。

はぁ~、秋田満喫してるな~♪
帰りはなんとかなるような気がしてきたから、とりあえず、ご飯を食べよう!

結局、館内のレストランでハタハタのフライが乗った“ハタハタ春色スパゲティー”を注文。
待つ間、タクシー会社を調べてみた。5社ほどの名前を見つけ、地元のタクシー会社に電話してみた。

よくばりな私:男鹿水族館にいるんですけど、タクシーって来てもらえますか?
おばちゃん: 旦那が体調崩してね。廃業したんです。
よくばりな私:あっ!そうでしたか。失礼しました・・・

これ1件目。
味を覚えてない…。それどこるではなくて(笑)
ここでスパゲティー登場。
しかし、次、次。

よくばりな私:GAOまでタクシーお願いできますか?
お姉さん:到着まで30分はかかりますけどいいですか?
よくばりな私:ここから羽立駅までいくらかかりますか?
お姉さん:7000円は超えると思います。
よくばりな私:!! ・・・ちょっと考えます。

さすがに7000円はないよなぁ。泊まれるじゃん!なんかないかな~
・・・あっ!乗合タクシーってのがあったな。

3件目。
よくばりな私:乗合タクシーやってますか?
おば様:やってますよ。
よくばりな私:二人以上からって看板に書いてありましたけど、一人でも乗合タクシーって利用できますか?男鹿水族館にいるんですけど・・・。
おば様:いいですよ。
よくばりな私:二人分払えばいいですか?
おば様:そうですね。羽立駅までだと3000円になります。いいですか?
よくばりな私:いいです!払います!お願いします!

というワケで、即決。良かった~
30分後に迎えに来てくれるというので、ランチを済ませ、売店へ。お土産を物色しつつ、タクシー様の到着を待つ。
OK観光タクシーのおじい様
来てくれたのは白髪のおじい様。
よくばりな私:13時にバスがなくなるなんて驚きましたよ。
おじい様:去年からバスの本数が減ってね。ここらへんには部落が1つしかないから。でも、部落にはお年寄りが多く、病院に通わなくちゃいけないからバスは必要なんだよ。本数が減った上に、ジャンボタクシーがバス代わりとして走るようになってね。男鹿市が運営してるから安いけど、不便になったよね。

う~ん、過疎化、限界集落の現状かぁ。

おじい様:どこから来たの?
よくばりな私:北海道です。
おじい様:遠くからよく来たね。昔、白糠の山の中で土木関係の仕事をしていたよ。出稼ぎでね。でも淋しくなって地元に帰って来たよ。それからは車を運転する仕事をしてる。自分には運転があってると思ってるよ。
無事、羽立駅に到着

なんだかほのぼのしてしまった^^ バスで810円のところ、3000円かかってしまったけど、男鹿の観光名所の説明もしてもらえたし、結果オーライだな♪

よくばりな私:お話できて楽しかったです!ありがとうございました。
おじい様:また来てくださいね。

電車にもなまはげ♪
15:21羽立駅発の列車に乗り、一路秋田へ。
男鹿半島。
今度は泊まりで来てみたいな。温泉もあるし、GAOにももう一度来たい。その時はバスではなく、乗合タクシーだな♪



秋田の魅力満載!男鹿水族館GAO [北東北 水族館・動物園めぐりツアー]

4月30日。7時51分秋田発の奥羽本線に乗り、
8時50分に羽立駅で降り、
9時9分羽立駅発の小っちゃいバスに乗り、
 トラクターを追い越し、
湯本駐支所でバスを乗り換え、








 やって来ました男鹿水族館GAO~~~~~~~~~~~~~ぉ!遠っ (^-^;)
男鹿の海大水槽

入るとすぐに男鹿の海大水槽が!!

沖縄の美ら海水族館を彷彿とさせる感じで、かなりのインパクト。本当に大きい!!
水槽の前の壁際にはベンチが置いてある。そこにしばらく座って、ぼ~っとするのがおすすめ♪
かなり心地いい。

この大水槽には約40種2000匹もの魚などをみることができる。一番目立っていたのは、群れをなして泳いでいるシマアジだな。

ウミガメも泳いでる。下から見ても、横から見ても、上から見ても、海の中にいるような気分になる大水槽はいい!!

深海魚 ビクニン
後ろ髪引かれながらも、次の水槽へ。
2階へ上がって最初にみた魚にフォーリンラブ☆ ビクニン!

不思議な体の柔らかさがあって、フワフワというか、ヒラヒラというか、今にも魔法を使いそうな雰囲気なんだよね~ 上手く表現できにけど、さすが深海魚という感じ。
これまた、素敵な魚に会えた♪



ゴンズイ玉
ゴンズイ玉出現!

ゴンズイは集団で固まって行動する習性があり、その塊具合が玉のように見えることから、「ゴンズイ玉」なんて言われることも。
黄色い筋がチャーミングな彼らだけど、背びれと胸びれに毒針がある。実は危ない魚なので用心を!

じ~っと観察してたら、「何これ!気持ちわる」って女の子が・・・ (^^;)

 次は“秋田の森と川の魚コーナー”へ。
秋田県版レッドデータブック

希少種の生態や保全活動を紹介
ここでは、希少種のイバラトミヨ雄物型ホトケドジョウゼニタナゴ、ドブガイアカザを紹介。地域で行われているイバラトミヨの保全活動を紹介するパネルが設置してある。
また、ゼニタナゴは二枚貝のエラに産卵するんだけど、その二枚貝の幼生もヨシノボリの体に寄生して成長することから、ゼニタナゴを守るためには二枚貝、そしてヨシノボリも一緒に保全する必要があって、結局は豊かな自然が必要だと説明しているんだな。
きちんと「秋田県版レッドデータブック」と環境省「絶滅する前にできること」が置いてあって、すばらしい☆

ゴツゴツ イボイボ ダンゴウオ
秋田の川コーナーを抜けると、ヤバい!かわいいお魚が!!ダンゴウオ♪

この体型、このゴツゴツ感。
とぼけた顔に半開きの口。もぉ~、いう事ないね(笑)。

でも、よ~く見たら、ちょっと体のイボイボが気持ち悪いと言えなくもない・・・。
はっ!!あんまりじっくり考えこまないようにしないと!危ない、危ない(笑)。


北の海を観察した後は、南の海へ。サンゴ大水槽にやってきた~!

ソフトコーラル
サンゴって、本当にいろんな形、色があるんだよね。本当に不思議。これなんて花みたい。

南の海といえば、サンゴや熱帯魚といった原色の世界、華やかなイメージがあるよね。もちろん、華やかなんだけど、一方で危ない生物も多いんだな。

その代表格を2種類ほどご紹介しようかしら。


スーパー要注意生物 イモガイ
まずはイモガイ
イモガイはただの巻貝ではないのだ。
彼らは肉食性で、毒銛を持っている。この毒は強力で、人が刺されると死に至ることもある。
サンゴ礁や砂浜など、比較的人の目に着きやすい場所にもいるため、素手で拾い上げて刺されるケースも。
絶対に触ったらダメなんだ~~~!!
スーパー注意生物の1つだって、忘れてはいけない。

岩か!? オニダルマオコゼ
そして、こちらも危険。
オニダルマオコゼ
見た目はほぼ岩。岩礁帯にいると見つけにくいのだね。英語名は“stone fish”っていうらしい。そのままだな(笑)

背びれに猛毒のトゲを持っていて、この毒もやっぱり強烈。刺されて亡くなった人も…。危険な生きものが想像以上の近くにいるのが南国の海。泳ぐ前には危険生物のことを調べてから海に入ってほしいわ~

下が気になる アロワナ
続いてアマゾンコーナーへ。

ピラルクやレッドテールキャットフィッシュなどの大型淡水魚のほか、小型魚が1000匹以上展示されている。ピラルクの幼魚はあまり見られないので必見かも♪
しか~し、それ以上に気になるヤツが!たいていの水族館にはいるし、ペットショップにもいるアロワナだ。正直、珍しくはない。
でも、このアロワナ。この目!何が気になるのか、下ばかり見ている。マンガみたいな表情に惚れた(笑)

上も下も見えるんです♪ ヨツメウオ
“目”といえば、もう1種類ご紹介しよう!
その名も“ヨツメウオ”!!
なんでそんな名前が付いてるかって?4つ目があるからではないのだよ~。陸上も水中も見えちゃうからなのだ。 

(陸上+水中)×2=4ということ。

しかし、目がすんごい出てるよね(笑)。
きらきらでキレイなんだな☆

ちょっとブレイク。

そんな時は、海が一望できる休憩所もあるので、利用したい。水族館とか動物園って、広くて結構歩くんだよね~

海を見ながら一休みしつつ、思う存分、館内を楽しみましょう♪

お待たせしました!誰もが認める男鹿水族館GAOの人気者といえば、ホッキョクグマ (^o^)/  まずはクルミちゃん。



白い毛が特徴的なホッキョクグマでありながら、彼女は茶色くなりたいらしい(笑)。「シロクマじゃなくなってる・・・」と、周りのお客さんの会話もウケる。

ちなみに、日本で飼育されているホッキョクグマの頭数が減少しているらしく、2010年11月に「種別ホッキョクグマ繁殖委員会」を発足させて、全国規模で繁殖計画を進めているらしい。それで、この茶色くなりたいクルミちゃんは、2011年4月に釧路市動物園から嫁にきたというワケ。

旦那さんがコチラ。豪太くん。
彼は白い(笑)。そして、ニヒルな笑みを浮かべている(たまたまだけど)。

プールに入るところが見たくて、しぶとくガラスにへばり付いていると、唐突にバッシャ~ン!!と入水。背泳ぎしてみたり、回転してみたり。なかなかアクティブな姿を披露してくれる♪
ぜひ、ねばってほしい(笑)。

秋田県民の宝 ハタハタ
GAOで一番期待していたのが、この春にオープンしたばかりの“ハタハタ博物館”。

秋田の魚といえばハタハタ。ハタハタを紹介するパンフレットに「ハタハタは秋田県民にとって、とても大切な魚です。ハタハタは食べ物として秋田県民に親しまれているだけでなく、独自のハタハタ文化も育みました」とある。ハタハタに対する熱い思いが伝わってくるね~。

“ハタハタ資源は地球の財産”
博物館には、ハタハタ漁の歴史や資源量の推移などを紹介するパネルも展示している。このパネルの内容が素晴らしい!

秋田の海は、国内最大のハタハタ産卵場。でも、1975年に1万t以上あった漁獲量が1983年以降は200t前後まで激減してしまった。
水族館の自家製“しょっつる”
危機感を感じた漁師さんたちは、自主的に全面禁漁を実施した。これは本当にすごい事。研究機関、行政、そして県民が一体となって資源回復に取り組んでいる。きちんと資源管理された秋田のハタハタを応援したい。

2012年4月に水族館で仕込んだ“しょっつる”なども展示している。水族館でも初めての取り組みらしく、美味しくできあがればいいな~♪

ランチ ハタハタの春色スパゲティー ¥950 
男鹿水族館GAOは、生きものを楽しめるだけでなく、きちんと地元の海について勉強もさせてくれる。海を知るには、人と自然との関わりもきちんと押さえておきたいよね。ただ見て楽しいだけの水族館や動物園は、本当の意味で楽しくないのかもしれない。
辺鄙(へんぴ)な場所だけど、行く価値大の水族館であることは間違いない!!

・・・辺鄙(へんぴ)。それでこの後衝撃が走ることに。それは次のお話。