2013年4月20日土曜日

中米の少女たちが抱える問題。

バタバタと準備をしていたせいで、すっかりブログの更新を怠ってしまった。
今日でグアテマラに来て丸一ヶ月が経過した。早い。
スペイン語を習うために、街自体が世界遺産であるアンティグアに来ている。
(残念ながら写真がアップできない…)

最初は1から3までしか数えられなかったけれど、今は何とか文章を作り会話をすることができるようになってきた。まだまだだけど。
月曜日から金曜日までスペイン語学校で勉強しているのだけれど、最後の一時間は会話をすることになっている。もちろんスペイン語。でも、何故か毎回ヒートアップして私の先生は英語になってしまう(笑)。まぁ、いろいろグアテマラのことを教えてもらっているからそれも良しとしている。

何をそんなにヒートアップするかというと、毎回、グアテマラやその他の中米の文化や歴史、習慣の話になる。そして、どうしても深く知りたいと思ってしまう私に、先生は熱心に答えようとしてくれるから。

今日は中米に住む貧困層の少女たちの話になった。
そもそもグアテマラには未婚の母が多いという話から発展したのだけれど、なんと、先生が知っているだけでも中米中で120人ほどの少女が妊娠していて、それが社会的な問題になっているというのだ。年齢は9歳。

なぜ妊娠してしまうのか。
親はお金を稼ぐのに忙しく、子供の面倒を見る時間が十分にない。そのため、子供たちは幼くしてお酒やタバコ、薬物に手を出してしまうという。
訳もわからず妊娠するケースもあり、また、薬物欲しさに売春するケースも多いという。彼らがブラックな道に進まないためにも、彼らの居場所をつくる必要性を感じた。

そして、先生はこうも言っていた。
先生:10年前はもっと治安が良かったのよ。でも、ビル・クリントンがアメリカの大統領だった時代に、アメリカに住む中米の不法滞在者の取り締まりを強化するようになったの。それで、多くの人が国に戻ってきたのだけれど、仕事もなく、悪さをするようになったの。この状況は年々悪くなっているように思うわ。

もちろん、アメリカとしては当然の処置だろう。
でも、それが他国の経済や治安に対して影響を与えるとは考えてもみなかった。