2012年5月13日日曜日

秋田の魅力満載!男鹿水族館GAO [北東北 水族館・動物園めぐりツアー]

4月30日。7時51分秋田発の奥羽本線に乗り、
8時50分に羽立駅で降り、
9時9分羽立駅発の小っちゃいバスに乗り、
 トラクターを追い越し、
湯本駐支所でバスを乗り換え、








 やって来ました男鹿水族館GAO~~~~~~~~~~~~~ぉ!遠っ (^-^;)
男鹿の海大水槽

入るとすぐに男鹿の海大水槽が!!

沖縄の美ら海水族館を彷彿とさせる感じで、かなりのインパクト。本当に大きい!!
水槽の前の壁際にはベンチが置いてある。そこにしばらく座って、ぼ~っとするのがおすすめ♪
かなり心地いい。

この大水槽には約40種2000匹もの魚などをみることができる。一番目立っていたのは、群れをなして泳いでいるシマアジだな。

ウミガメも泳いでる。下から見ても、横から見ても、上から見ても、海の中にいるような気分になる大水槽はいい!!

深海魚 ビクニン
後ろ髪引かれながらも、次の水槽へ。
2階へ上がって最初にみた魚にフォーリンラブ☆ ビクニン!

不思議な体の柔らかさがあって、フワフワというか、ヒラヒラというか、今にも魔法を使いそうな雰囲気なんだよね~ 上手く表現できにけど、さすが深海魚という感じ。
これまた、素敵な魚に会えた♪



ゴンズイ玉
ゴンズイ玉出現!

ゴンズイは集団で固まって行動する習性があり、その塊具合が玉のように見えることから、「ゴンズイ玉」なんて言われることも。
黄色い筋がチャーミングな彼らだけど、背びれと胸びれに毒針がある。実は危ない魚なので用心を!

じ~っと観察してたら、「何これ!気持ちわる」って女の子が・・・ (^^;)

 次は“秋田の森と川の魚コーナー”へ。
秋田県版レッドデータブック

希少種の生態や保全活動を紹介
ここでは、希少種のイバラトミヨ雄物型ホトケドジョウゼニタナゴ、ドブガイアカザを紹介。地域で行われているイバラトミヨの保全活動を紹介するパネルが設置してある。
また、ゼニタナゴは二枚貝のエラに産卵するんだけど、その二枚貝の幼生もヨシノボリの体に寄生して成長することから、ゼニタナゴを守るためには二枚貝、そしてヨシノボリも一緒に保全する必要があって、結局は豊かな自然が必要だと説明しているんだな。
きちんと「秋田県版レッドデータブック」と環境省「絶滅する前にできること」が置いてあって、すばらしい☆

ゴツゴツ イボイボ ダンゴウオ
秋田の川コーナーを抜けると、ヤバい!かわいいお魚が!!ダンゴウオ♪

この体型、このゴツゴツ感。
とぼけた顔に半開きの口。もぉ~、いう事ないね(笑)。

でも、よ~く見たら、ちょっと体のイボイボが気持ち悪いと言えなくもない・・・。
はっ!!あんまりじっくり考えこまないようにしないと!危ない、危ない(笑)。


北の海を観察した後は、南の海へ。サンゴ大水槽にやってきた~!

ソフトコーラル
サンゴって、本当にいろんな形、色があるんだよね。本当に不思議。これなんて花みたい。

南の海といえば、サンゴや熱帯魚といった原色の世界、華やかなイメージがあるよね。もちろん、華やかなんだけど、一方で危ない生物も多いんだな。

その代表格を2種類ほどご紹介しようかしら。


スーパー要注意生物 イモガイ
まずはイモガイ
イモガイはただの巻貝ではないのだ。
彼らは肉食性で、毒銛を持っている。この毒は強力で、人が刺されると死に至ることもある。
サンゴ礁や砂浜など、比較的人の目に着きやすい場所にもいるため、素手で拾い上げて刺されるケースも。
絶対に触ったらダメなんだ~~~!!
スーパー注意生物の1つだって、忘れてはいけない。

岩か!? オニダルマオコゼ
そして、こちらも危険。
オニダルマオコゼ
見た目はほぼ岩。岩礁帯にいると見つけにくいのだね。英語名は“stone fish”っていうらしい。そのままだな(笑)

背びれに猛毒のトゲを持っていて、この毒もやっぱり強烈。刺されて亡くなった人も…。危険な生きものが想像以上の近くにいるのが南国の海。泳ぐ前には危険生物のことを調べてから海に入ってほしいわ~

下が気になる アロワナ
続いてアマゾンコーナーへ。

ピラルクやレッドテールキャットフィッシュなどの大型淡水魚のほか、小型魚が1000匹以上展示されている。ピラルクの幼魚はあまり見られないので必見かも♪
しか~し、それ以上に気になるヤツが!たいていの水族館にはいるし、ペットショップにもいるアロワナだ。正直、珍しくはない。
でも、このアロワナ。この目!何が気になるのか、下ばかり見ている。マンガみたいな表情に惚れた(笑)

上も下も見えるんです♪ ヨツメウオ
“目”といえば、もう1種類ご紹介しよう!
その名も“ヨツメウオ”!!
なんでそんな名前が付いてるかって?4つ目があるからではないのだよ~。陸上も水中も見えちゃうからなのだ。 

(陸上+水中)×2=4ということ。

しかし、目がすんごい出てるよね(笑)。
きらきらでキレイなんだな☆

ちょっとブレイク。

そんな時は、海が一望できる休憩所もあるので、利用したい。水族館とか動物園って、広くて結構歩くんだよね~

海を見ながら一休みしつつ、思う存分、館内を楽しみましょう♪

お待たせしました!誰もが認める男鹿水族館GAOの人気者といえば、ホッキョクグマ (^o^)/  まずはクルミちゃん。



白い毛が特徴的なホッキョクグマでありながら、彼女は茶色くなりたいらしい(笑)。「シロクマじゃなくなってる・・・」と、周りのお客さんの会話もウケる。

ちなみに、日本で飼育されているホッキョクグマの頭数が減少しているらしく、2010年11月に「種別ホッキョクグマ繁殖委員会」を発足させて、全国規模で繁殖計画を進めているらしい。それで、この茶色くなりたいクルミちゃんは、2011年4月に釧路市動物園から嫁にきたというワケ。

旦那さんがコチラ。豪太くん。
彼は白い(笑)。そして、ニヒルな笑みを浮かべている(たまたまだけど)。

プールに入るところが見たくて、しぶとくガラスにへばり付いていると、唐突にバッシャ~ン!!と入水。背泳ぎしてみたり、回転してみたり。なかなかアクティブな姿を披露してくれる♪
ぜひ、ねばってほしい(笑)。

秋田県民の宝 ハタハタ
GAOで一番期待していたのが、この春にオープンしたばかりの“ハタハタ博物館”。

秋田の魚といえばハタハタ。ハタハタを紹介するパンフレットに「ハタハタは秋田県民にとって、とても大切な魚です。ハタハタは食べ物として秋田県民に親しまれているだけでなく、独自のハタハタ文化も育みました」とある。ハタハタに対する熱い思いが伝わってくるね~。

“ハタハタ資源は地球の財産”
博物館には、ハタハタ漁の歴史や資源量の推移などを紹介するパネルも展示している。このパネルの内容が素晴らしい!

秋田の海は、国内最大のハタハタ産卵場。でも、1975年に1万t以上あった漁獲量が1983年以降は200t前後まで激減してしまった。
水族館の自家製“しょっつる”
危機感を感じた漁師さんたちは、自主的に全面禁漁を実施した。これは本当にすごい事。研究機関、行政、そして県民が一体となって資源回復に取り組んでいる。きちんと資源管理された秋田のハタハタを応援したい。

2012年4月に水族館で仕込んだ“しょっつる”なども展示している。水族館でも初めての取り組みらしく、美味しくできあがればいいな~♪

ランチ ハタハタの春色スパゲティー ¥950 
男鹿水族館GAOは、生きものを楽しめるだけでなく、きちんと地元の海について勉強もさせてくれる。海を知るには、人と自然との関わりもきちんと押さえておきたいよね。ただ見て楽しいだけの水族館や動物園は、本当の意味で楽しくないのかもしれない。
辺鄙(へんぴ)な場所だけど、行く価値大の水族館であることは間違いない!!

・・・辺鄙(へんぴ)。それでこの後衝撃が走ることに。それは次のお話。

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