2012年10月25日木曜日

その名の通り、山全部がお寺 山寺(山形県)

4度目の山形。

念願の山寺にやって来ました~
神社仏閣好きとしては、見逃せない場所なのです(笑)。
東北は歴史の古い場所がたくさんあって、毎度毎度、心躍るわ~♪

山寺駅を降りると、一番上にある奥之院まで往復で約2時間という案内が。
紅葉の景色を楽しみにしていたけど、ちょっと早かった。まぁ、別の魅力を探すことにしよう。
重たい荷物はコインロッカーに預け、出発!


山寺の正式名称は“宝珠山立石寺”といい、860年に清和天皇の勅願によって慈覚大師が開いたお寺。
登山口の階段を上ると、まずは根本中堂が迎えてくれる。

1356年、ブナの木材で再建された日本最古の建築物だとか。
へぇ~。



天台宗の仏教道場で、総本山の延暦寺が織田信長によって焼き討ちされた時、延暦寺から立石寺に分けた灯を、延暦寺の再建時に逆に立石寺から延暦寺に分けたという。
歴史的な背景って、わくわくする~♪

これから山に登るってこともあるし、お線香を焚いてみた。
よろしくお願いします。
参拝料の300円を払い山門をくぐる。
緑が多くて気持ちがいい。

岩の上とか、木々の間などにたくさんの観音様がいる。
一体一体、表情が違い、姿もそれぞれ。
完全に風景の緑に溶け込んでいて、不思議な雰囲気を醸し出ている。

せみ塚











立石寺と言えば、松尾芭蕉の有名な俳句。“閑さや岩にしみ入る蝉の声”。
芭蕉のもっとも有名な俳句。この俳句を詠んだ場所が“せみ塚”。
芭蕉がここで・・・。そう思うと、感無量だわ~

奥之院に到着!
じっくり見たいものがたくさんあって、たぶんゆっくり上っていたのだと思う。
ほかの参拝客は、「ハァ、ハァ・・・」、「まだ着かないの~!?」、「ギブアップ。ここで待ってるから行ってきていいよ」なんて会話が飛び交っている。
じっくり、じっくり周りを見ながら登っていくと全然疲れないのに・・・。



納経堂
ここで一つ思った。

結果だけを重視してプロセスを無視すると、疲れるし、得るものも少ないって。
「終わり良ければすべて良し」 なんて、ちょっと違うと思う。
「プロセスはやっぱり大切だ!」と、改めて山寺で思うのでした(笑)。

山内で最も古い建物の“納経堂”。
写経を納めてあるらしい。
少しだけ秋っぽさを感じるね~



五大堂

納経堂のさらに奥に進むと、山寺で一番眺めがいいとされる“五大堂” にたどり着く。

まるで宙に浮いているような建物。高所恐怖症としては、ゾワゾワしてしまう・・・。恐る恐る、端っこへ。

さすが、天下泰平を祈る場所だけに、最高の眺め。これは行った人にしか分からない!だから写真は敢えて紹介しないことにする(笑)

すべてにおいて、一番上をひたすら目指すだけでなく、ゆっくりと周囲のことも気にかけながら楽しめるように。
冬の山寺も来てみたいわ~

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