2013年1月5日土曜日

石巻に到着。例のごとくお世話になります。

石巻に通い始めて20か月が経った。
毎月来ると決めてから、欠かしたことはない。
そして今月も例によって石巻へ。

今回は初めて往路にフェリーを使ってみた。
普段は「急行はまなす」で出発し、帰りはフェリーというのがパターン。
ただ、今回は「急行はまなす」が満席だった。年始を甘く見てしまった・・・。
フェリーもしばらく満席で「もしや、裸参りに間に合わない!?」なんて、少々焦った。
しぶとく毎日空席が出ないかチェックした結果、奇跡的にフェリーに空席が出た。

寒くてブレブレ
1月4日(金)19:00、苫小牧港を出港。
出航後、夜景を撮ろうと甲板に出てみると、予想以上に寒い!
カメラを撮る手が凍りつきそうだった。
寒さで震えて、手ぶれの写真に(笑)。


今回のフェリーは「きそ」。

ちょっと乗り物マニアなニオイがするけれど、「きそ」はちょっと古い「きたかみ」と違い、海を見ながらサウナに入れるのが良い。
甲板に出て冷え切った体をサウナで癒す。
至福。

ホットケーキセット 550円
毎月のようにフェリーに乗っているせいか、波の揺れが心地よい眠りを誘う。
驚くほど早く就寝し、早朝お風呂を楽しんだ。

お風呂の後は、いつもの朝食ホットケーキセット。
ホットミルクを頼み、無料のほうじ茶と混ぜて‟ほうじ茶ラテ”に♪
石巻でほうじ茶ラテに出会ってから、すっかり気に入ってしまった。



しばらくすると、船内放送が流れた。
放送:右側に見えますのが金華山でございます。

震災後、初めて往路にフェリーを利用して気が付いた。
復路で利用する場合、三陸沿岸を通過するときは夜。
そのため、津波の被害の様子は分からなかった。でも、今日はハッキリと見えた。
特に金華山。
冬で植物が眠っているせいもあるだろうけど、それとは違うのが明らかに見て取れる。

島は特に復興が遅れていると聞く。
金華山は未だにボランティアの方が島に渡り、復旧・復興のために動いている聞くが、実際、どれほどまで回復しているのか分からない。
国定公園でさて、十分に手が入っていないのが現状。
年が明けて、震災からほぼ2年経とうとしているが…。

日本製紙石巻工場の煙が見える
さらに進むと、石巻が見えてきた。
海から見たのは初めてだ。
日本製紙の工場から煙が出ている。

なんだかホッとする。
自然好きなわたしとしては、工場の煙を見てホッとするなんて思ってもみなかった。
とても不思議な感覚だ。

石巻にとっては重要な産業だということが分かったからかも知れない。
さらに言うと、そこで働く人の姿が見えたからかもしれない。
どちらにしろ、石巻にとっては温かい煙だと感じる。

仙台港に近づくにつれ、海も穏やかになった。
やっぱり海はいい。

そして、フェリーは仙台港に到着。
路線バスに乗り換え仙台駅に向かう。
そこからさらに高速バスで石巻へ。
道路は空いていて、スムーズに石巻に到着した。

いつもの光景に、やっぱりホッとする。
また、お世話になります。
石巻に沈む夕日

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