毎月毎月、なんだかんだと通っている石巻。
行くたびに表情が変わるんだけど、今回は思いっきり変わっていた。
何が変わったって・・・道行く人種?
自分も外から来ている人間であり、人の事は全く言えないんだけど、地元の人ではない30~40代の若い人がやたらと目立った。しかも、おしゃれな雰囲気。
このおしゃれな感じに、失礼ながら「ここは石巻なのか!?」なんて思ってしまう始末。おしゃれ過ぎて気おくれしそうになる。
話かけてみると、某大手IT企業の社員さんだったり、石巻以外から来た人々・・・。
しかもこの時、 ベルギーとフランスから来た若者たちと明治大学(?)の人たちが石巻の都市計画を考えるワークショップを開催していた。
そんなわけで、外国の人もあちらこちらに歩いている。ワークショップを開催している会場は、海外のネットカフェの様相。
もちろん、これまでだって石巻には多くのボランティアさんが入っていて、外国からの支援者もたくさんいた。
でも、これまでとは明らかに違う。
何が違うのか・・・。
きっとそれは、肉体派の支援からまちづくりという支援にシフトしてきてるということなのかもしれない。
特に今は、ISHINOMAKI 2.0 の活動が活発になっている。 滞在期間中は、彼らによる 「STAND UP WEEK 2012」 が開催されていた。石巻の伝統的なお祭りである「川開き祭り」に合せたもので、去年も開催している。
去年の開催時には、「復興バー」というものが誕生したらしい。これまた、しゃれた感じで、多くの若者が集まっている。
最近は、「復興民泊」なんてのも始まった。
震災前から使われていなかった部屋を利用して滞在できるように改築したもの。売り上げの半分は家主に支払われ、義援金として還元される仕組みらしい。
この呉服屋さんの2階が宿泊できるように改築されている。
ものは試しという感じで、女性専用の部屋(2段ベッドが3つある6人部屋)に泊まってみた。だってKさんが泊まってみたいっていうんだもん(笑)。1泊2,000円。全体で利用する共同のシャワールームが1つ設置されている。
空いている棚には、今後漫画がずらっと並ぶとのこと。バックパッカーで海外を回ったことのある人なら分かると思うけど、これまた海外旅行に来た感覚を覚える。
STAND UP WEEK 2012 のテーマは、「みんなを巻き込もう。未来を巻き込もう。」。
若い人がまちを闊歩し、活気ある感じがムンムンした。でも、何か違和感があった。“みんな”って誰なんだろう・・・。
もう1つ大きなうねりが。それが、Yahoo JAPAN!。7月30日にオープンしたばかりの「ヤフー石巻復興ベース」。
こちらもやっぱり30~40代のおしゃれ感満タンの方たち。専従の従業員さんが5人常駐するという。
おしゃれな家具が取り揃えられ、壁は出てきたアイデアをいつでも書き留めつつ話ができるようにと、全面ホワイトボードのようになっている。
さらに、いつでも動画配信できる仕組みになっていて、飲み会の席が急に配信されるという驚きの展開も。
なんでしょうか、歳を取ったせいか、はたまた都会なれしていなせいなのでしょうか、この展開に着いて行けないわたし・・・。
誰でもこのスペースを使えるらしい。実際お弁当をここで食べさせてもらった(笑)。
でも、地域の人がいない。
こちらのスタッフの方々は、「骨を埋める気で石巻に住民表も移しました。これからどんどん新しい事を石巻のためにやっていきます!」と意気込んでいた。
きっとこれからなんだろう。
限られた若い人だけでなく、地域のおじいちゃん、おばあちゃん、こどもたちも憩える場になればいいな~。そして、ヤフーの力で石巻の活性化を図ってほしいと思うのでした。
Kさんです(^^)。
返信削除掲載されている写真も石巻で撮られたものじゃないみたいだね。
何か、別次元というか、仮設石巻っていうか。
燃え尽きそうな危うさを感じつつも、根付いたら面白いと思えるような複雑な時期ですね今は。
また、来月いらしてくださーい。
あら、Kさん(笑)
返信削除コメントありがとうございます (^_^)
今回は本当にビックリというか、なんというか、「変化」を感じる滞在でした。
本当に不思議な感覚でした。
この動きが来月はどうなっているのか、また見せてもらいに行きますね~。