2012年8月1日水曜日

石巻川開き祭り!金華山蛇(龍)踊り奉納そして・・・

石巻川開き祭りは、1916年に始まったお祭りで、戦争や米騒動で中止になったりしながらも、昨年の震災後も開催し、今年で第89回を迎える。
今回は、7月31日、8月1日の2日間行われた。平日だもんな~、と言いながらも、参加せずにはいられないのです(笑)


今回は伝統文化に触れる機会を有難くも頂いた訳です。
それも金華山の蛇踊りへの参加なのです!

ちなみに、金華山と言えば、水産業界では日本でも有数の好漁場の一つとして有名。中でも「金華サバ」は絶品なのです!憧れのサバなのです!!

今回は水産ではなく、伝統芸能であることを忘れてはいけない!
由緒正しき蛇踊りに、道民のわたしなんぞが参加してもいいのか!? なんて思いながらもちゃっかり楽しませて頂きました~


用意された半被に着替える。
まずは形から(笑)。しかし、自然と気合が入るものなのです。
カッコいいわ~

ハチマキを頭に結ぶんだけど、ネジってはいけないらしい。ドギマギするわたしを見かねて、鳴り物の師匠が結んでくれました。
ありがとうござます♪

いざ、練習へ。
本番の前に4種類ある鳴り物の担当者を決め、どのようにリズムを取るのか師匠に教わるのです。

わたしは2番目に音を鳴らすシンバルのような鳴り物を担当。

♪じゃ~ん、しゃ~ん、か~ん、こん♪
ってな感じに順番に鳴らす。
龍がゆっくり動く時はこのリズム。

そして、玉を追いかけて走る時は、
♪じゃん、かん、じゃん、か、じゃん、かん♪
っといった具合に2拍子になる。

簡単そうだけど、師匠に言わせると、
「ちょっと早いな、もう一回」と素人だからと言って半端は許されないのであります。

猛暑の中の練習を終え、石巻小学校へ向かい、最後の打ち合わせ。

はぁ~、ちょっと緊張してきた~

蛇踊りは、川開きのパレードの一種として参加することになっている。
出番は小学生の鼓笛隊の後。
「蛇踊りのみなさん、スタート位置で出発の準備をしてください」という放送が入る。

いざ!出発で~す。


♪じゃ~ん、しゃ~ん、か~ん、こん♪じゃ~ん、しゃ~ん、か~ん、こん♪


時々鳴らすタイミングを逸しながらも、なんとか蛇踊りの見せ場へ到着。
全長20m、重さ100㎏もある龍を龍衆が操ります。その豪快な事といったら!
鳴り物役として一番近くで見られて幸せでした~

蛇踊り修了後、お神酒とお守りを配り、立町の商店街を練り歩くのです。

途中、獅子舞的な感じなのか、子供たちの健やかな成長を祈ってか、頭をくわえてあげていました。中には泣き出す子も(笑)。
改めて、伝統芸能は素晴らしいと感じさせてもらえた。

見物のお客さんにも喜んで頂けたかしら?
いやぁ~、参加させていただき、ありがとうございました!


一汗かいたその後は、いつものように石巻市役所へ。もうこれは職業病とでもいうか、クセというか、習慣というか(笑)。何か役立つ情報、お届けしたい情報はないかと探索するのです。


で、一番の収穫は、高校生がつくる“いしのまきカフェ「 」”が市役所の1階にオープンしていたこと。とりあえず、この日限りだったけど、壁には高校生たちの思いが描かれていた。
「やってみたいこと」や「自分にできそうなこと」などなど。秋にもカフェを企画しているようで、次回の取り組みも期待しちゃいます♪

こんなものも発見。

石巻市教育委員会が作成した「平成23年度 石巻市立小・中・高等学校 心のメッセージ集 東日本大震災を経験して」。
中に書かれている内容は、どれも心を締め付けられるものばかりだった。
小学校1年生のメッセージを1つだけ。

てんごくへいってしまったともだちへ。
つらいあことがあってまけそうなとき
みんなことをおもいだしてがんばります。
まけないよ!


三陸河北新報社の1階では、「こんなときあったね;こどもたちと作る記憶」プロジェクトの写真展が開催中だった。

津波で家族の写真を流されてしまったのが辛いという声を聞き、岩手、宮城、福島のこどもたちに使い切りカメラをプレゼントし、新しいアルバムを作っていこうというもの。

全国各地での写真展を計画しているようです。
でも、活動の資金が足りないようです。
趣旨に賛同される方は、応援してください。



クライマックスの花火。

一日とっても濃かったな。
これまでに、「こんなにたくさんの若者を見たことがない!」というくらい地元の若い子たちがたくさん参加していて、ちょっと安心した。
一方で、年に一度の地元のお祭りだからこそ、知り合い、友人が津波で亡くなったことを初めて知らされるという場面にも立ち会いました。
まだ、そんな事があるのか・・・。
でも、それが今の石巻なんだ。

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