2012年11月19日月曜日

鳴門は渦だけじゃない! 南あわじ市のエネルギー政策にも注目です。

大阪から四国へ上陸。久しぶりの徳島は天気もよくて気持ちがいい♪
大学の先輩の家にお世話になり、徳島を案内してもらった。
ありがとうございます!

鳴門市の島田島にある四方見展望台。
その名の通り、四方を見渡せる。
島々に囲まれたウチノ海には養殖イカダが無数に浮いている。

太陽の光に海面が照らされ、うっとり。
鳥のさえずりしか聞こえない・・・。
時間を忘れて、先輩とこの景色を眺めてしまった。いい。とにかく、心地いい。






瀬戸内海は島が多く、その島々に囲まれた海は人の生活に近く、里海という言葉が良く似合う場所なのですね。



次は徳島と言えば、ここしかないでしょう。
ご存知!鳴門海峡です♪

期せずして、ちょうど渦が巻く時間だったため、観光船も出ていました。分かりにくいけど巻いてます!

急いで徳島県立渦の道へ。
渦の道はこの橋の下を通ることができ、真下に海を見る事ができる施設なのです。

しかし、わたしは高所恐怖症・・・。恐る恐る、足を踏み入れたのです。


ところどころ、足元がガラス張りに。
あはは・・・、やっぱり怖い~!!

写真では分かりにくいですが、非常に高いのです。
そして、若干揺れている気もする。
うぅ~~~。
高所さえ克服できれば怖いものなしになれるのですが・・・。



足元は見ず、周囲の綺麗な景色に集中することに。ほら、こんなに綺麗な景色が楽しめます。
淡路島に風車が並んでいるのが見えます。

ちなみに、風車のある南あわじ市(兵庫県)は、自然と共生した自然エネルギーのモデル都市を目指しているそうです。
HPにはこんな事も書かれています。

“日本の電力は現在火力発電が中心で火力発電は世界的にも温暖化の問題が取り沙汰されています。次に多い原子力もCo2の発生は少ないのですが、チェルノブイリでの世界最大の放射線事故や、日本でも多くの放射能漏れ事故を起こし安全面で多くの心配がされています。このままでは取り返しのつかない事になる可能性もあります。今後、これらの火力や原子力に頼っていくことは非常に多くの危険を伴っていくことになります。これからも豊かな地球、豊かな日本を守っていくためにこれらの問題を考える必要がでてきています。”

応援したくなりますね~

大阪と言えば・・・、道頓堀真珠!?

こってこての大阪観光。
大阪と言えば、たこ焼き。

なんばグランド花月のすぐ横にあるたこ焼き屋「わなか」へ。
行列がすごい。
そして、お店の人の年齢層の高さにちょっと驚く。
通常、観光地の忙しい店には若者がつきものだと思っていた。

でも、ここは大阪。
おばちゃんたちが熱いのでしょう。
素敵な笑顔を振りまきながら、たこ焼きを焼き、接客している。
素敵☆


そして、たこ焼きと「たこせん」を購入。ちなみに1個100円。“たこ”せんと言いながら、えびせんでたこ焼きを挟むらしい。
初めて口にする。
開くともちろん、ぺっちゃんこ。

感想。
正直、挟まない方が好き(笑)
たこ焼きは中がふんわり熱々で、やっぱり美味しかった。
まぁ、一度は試してみないとね。




そして、緑のお地蔵さまに出会う。
千日前にある法善寺の水掛不動尊。

衝撃的なほど、緑、緑、緑。
脇道に入らないと出会う事が出来ないのがまた好い。
どれだけ時間をかけたら、これだけの緑に覆われるのか・・・。

法善寺のHPによると、「戦前には、最初、お供えの意味で、水は、生きとし生けるものの命の元になる、大切な水を供えていただけであったが、有る女の人が、拝んで居られる時に、お不動様に縋る思いで「水掛不動さん、願いを叶えて下さい」と水を掛けられ、その時より水を掛けられるようになった」という。

昭和20年3月13日に起きた第一次大阪大空襲のときには、六堂伽藍は消失したものの、お不動さんは残っていたそう。
神秘的ですね~

かの有名な「かに道楽」本店も。
北海道にもあるし、結構、いろんな場所で遭遇する気がするけれど、本家本元はここなんだな~と、改めてじっと見る。

気のせいか、北海道のカニよりも赤く見えた。
やっぱり本店ともなると、気合いの入り方が違うのかしら?(笑)

そしてご存知! 道頓堀へ。

やっぱり大阪といって一番に思い描くのはここの風景だよね~
グリコだよね~♪

どうでもいいけど、北海道発祥である雪印がお隣にあり、ちょっと親しみを感じてしまった。
笑顔、いただきました~\(^o^)/

道頓堀を流れる淀川。
知る人ぞ知る計画が密かに(!?)実行中なのです。
真珠をつくる二枚貝イケチョウガイを琵琶湖から移植し、水を浄化しようという水都再生・河川浄化プロジェクト「大阪ジョウカ物語」が進められているのです。

ちょっとおもしろそうでしょ?
イケチョウガイのオーナーになれるサポーター制度もあるので、道頓堀真珠のオーナーになってみてはいかが?

こってこての観光の中にも、ならではの取組を発見することでおもしろさは何倍にもなるのです♪

2012年11月18日日曜日

天王寺動物園、カバ必見!そして、ありがとうケニヤ。

動物園に行くには十分な時間ではなかった。
わたしに与えらえた時間は1時間30分。
しかし、どうしても見たかったんです!
カバさんを。

天王寺動物園でもっとも特徴的なのは、水中にいるカバを見る事ができること。

こんなカバ、見たことない!
おそらく、与えられた時間のうち3分の1をカバ水槽で過ごしたと思う。
全然見飽きない。
時々、カバの皮膚に付いた何かを魚が食べている。ティラピアかな?
よくもこんなに水の透明度を保てるものだと、変なところにも関心してしまった。

いやぁ~、本当におもしろかった♪


カバのほかにも魅力はもちろんあるのです。

アフリカハゲコウ。
大きいというだけで、好き(笑)
死肉を食べるサバンナの掃除屋として、重要な役割を果たしている彼らだけど、死肉を食べるという行動から、あんまり好かれないらしい。イメージがね、あんまり良くないだけ。
顔の色とか複雑で良く見るとおもしろい。
ここはしっかり観察してほしい部分なんだな~


万人ウケすると言っても過言ではないかもしれない。
紅葉をバックに余計にきれいに見えるのはアムールトラ。
とにかく、きれいなのです。








時間が迫る中、最後に見たかったのはコアラ。
日本のコアラでは最高齢。
21歳で、人間に例えると100歳を超えるらしいのです。
飼育員の方がコアラに付き添って、優しい眼差しで見つめる姿が印象的だった。
ゆったりと、長生きしてもらいたい。







天王寺動物園に行ったのは11月18日。

11月25日、日本で最高齢だったオスのアミメキリン「ケニヤ」(22歳)が死んでしまったというニュースを耳にした。
人間でいうと80歳を超えるという。
今まで来館者に笑顔をどれだけ運んでくれたことか。
きっと、2世代に渡って楽しませてもらった人もいるんだろうな。

動物園に暮らす動物たちには、狭い敷地の中で申し訳ないと思いつつ、実物を見る事で生まれる動物への愛情や関心によって、生き物を大切にしようと思う心を育ませてもらっていると感謝している。

ケニヤはその事を改めて考えさせてくれた。
ありがとう。

100周年の新世界。初めての通天閣へ

「どこに行ってきたの?」
と聞かれ、「てんつうかく」と答えた私・・・。
そうです、行ってきたのは通天閣。
この写真を見ても、関東や北海道にはない世界感。色がすごい!
さすが大阪という感じで、すっかり観光気分にスイッチが入った。
周りはタコ焼き屋、ドテ焼き、くし揚げなどなど、ほぼ飲食店。
一番印象的だったのが、自転車に乗ったおじさんが多いこと。
朝から新世界をウロウロ、キョロキョロしていると、「おらっ!」と大きな声で邪魔だと怒られる始末。
凹むというより、「これが大阪かぁ~」なんて感心してしまった(笑)


通天閣のある新世界は、どうやら誕生100周年を迎えていたようで、そこら中、筋肉マンだらけ。
そこでツーショットを撮ってみた。
100周年記念だからね(笑)







新世界では、観光も堪能したけれど、大阪のある面もみた気がする。
朝のあのおじさんたち。
早朝から開いているお店には、朝だというのにお酒を飲んでいる人が多かった。値段もお安い。
友人によると、日雇いの人が多い地域で、数年前までは足を踏み入れるのは危ないくらいだったとか。

おじさんが拡声器で政治に対する不満を語っていた。
10時以降は観光客も増え、独特な雰囲気はなくなっていた。


2012年11月17日土曜日

政治に関心がない理由。「やりたい事が出来る今の状況に不満はないです」

大阪の夜。

6年振りに会った年下の友達とお好み焼きを食べに行った。
女子二人の会話とは到底思えない政治の話をした(笑)
「こいつと絡むと硬い話になるでは!?」 なんて、くれぐれも誤解しないで下さい <(_ _)>

友人:動物が好きで、捨てられたペットを保護する活動をしたいんです。
わたし:ドイツでは殺処分されてしまう犬はいないんだって。犬を飼うのに税金がかかって、その税金を基本の運営費として、飼えなくなった犬を保護する施設があるんだってさ。
友人:そうなんだ!日本もそうなればいいのに・・・。
わたし:市民活動で捨てられた動物を保護する活動も大切だけど、法律とか制度とか、世の中の仕組みを変えないと状況を改善するのは難しいかもね。

友人:仕組みですか・・・。
わたし:生活と政治は遠いようだけど、密接な関係があると思うんだよね。でも、若い人は政治にあまり興味がないみたいだよね。
友人:そうですね。別に困ってないし。やりたい事ができる今の状況に不満はないです。どうしても変えたい事はないし、自分の1票で物事が変わるとは思えないです。
わたし:なるほどね。困ってないのか・・・。

友人:どうしたら政治について分かりますか?
わたし:・・・どうだろう。テレビも新聞も偏ってるし・・・。インターネットも情報を自分で取捨選択するから、偏る可能性が高いよね。
友人:じゃあ、どうしたらいいんですか?
わたし:う~ん・・・。私の場合、どんな事でもとりあえず疑ってしまうかな。疑問はとりあえず調べてみて、自分なりに考えて、その物事について意見を持つようにしてるかな。
友人:難しそう。
わたし:そうだよね・・・。

彼女の言うとおり、困ってなければ変えようと思わないよな・・・。
しかも、今の時代、やりたいと思う事はたいていのことは実現できるし・・・。
“先を見る”とか、“視野を広く持つ”とか、そんな風に言うのは簡単だけど、実践する必要性を感じなければ関心を持つ事すら難しいのかもしれない。

考えさせられた大阪の夜なのでした。

初!LCCに乗ってみました~♪

初めてのLCCを利用して関西国際空港へ。

あまりの安さにちょっぴり心配になりつつも、初体験というやつは、やっぱりドキドキわくわくするものなのです。

時間帯によっても価格が違うのだけれど、高くても7000円ほど。
飲食物が有料なのはもちろんのこと、座席指定も210円。
徹底的にコストを削減し、低価格を実現しているのだと関心してしまった。

飛行機に乗ったら外を見たい私にとって、座敷の位置は重要。
ここは210円を支払って座席を指定してみた。
生憎の天気だったけれど、まぁ、ちょっとだけ見れたから210円を払って良かったかな?


乗り心地は・・・、確かに座席が狭い。長時間は正直キツイかも知れない。
でも、価格を考えると納得できてしまう(笑)

到着地の関西国際空港は大雨。
機体は空港から少し離れた場所で止まり、「強風のため帽子などが飛ばされる可能性があります。身に付けているものは飛ばされないようにしっかりと押さえてお進みください」というようなアナウンスが・・・。
飛行機から外に出るとスタッフの方から傘を渡される。
「ありがとうございました。気をつけてお進みください」とのこと。
見ると、傘の柄はすでに強風のためか折れている。

まぁ、お安いのだもの。
ちょっと濡れるのを差し引いたとしても納得のお値段でしょう(笑)

2012年11月11日日曜日

「未来を考えるということ ~E☆navi版北海道環境白書(仮題)ともに」 を開催しました~

北海道環境活動交流フォーラム2012の分科会の1つ、 「未来を考えるということ
~E☆navi版北海道環境白書(仮題)ともに」 を開催しました。


フューチャーセッションって初耳な手法を使って、北海道の未来を考えるというワークショップなのです。
講師とファシリテーターとして、渡辺 保史さん(東海大学国際文化学部デザイン文化学科 客員教授) https://www.facebook.com/yaswtnb をお迎えしました。 

ファシリテーターの渡辺保史さん

東日本大震災が発生した2011年3月11日から数日後、2050年という未来を考える「2050年委員会」を北海道大学内に設立。
現在、この2050年委員会は北大を飛び出して、札幌オオドオリ大学や函館などでも実施されるなど、活動が広がっているとのこと。

渡辺さんは、「移民政策を取るとか、革新的に少子化が解消されるなどの変化が起きない限り、日本はかつてない縮小する未来になっていきます。」と説明。


2050年には北海道の人口は約350万人となり、現在よりも40%減少すると予測されているそうです。
さらに、現在、人が居住している地域の約2割が無居住化するとのこと。北海道は他の地域に比べ無居住化が著しく、5割以上が無居住化地域になると国土交通省が予測しています。

フューチャーセンターとは
札幌市内の中学2年生へのアンケート調査の内容を紹介していただきました。

2050年と聞いて想像する色は「灰色」がトップだったということ。未来に希望がないということでしょうか・・・?
もっとも気になる問題は「環境」「食料・資源の枯渇」という答えが多かったとか。
無くなってほしいものに「戦争」という答えが多く、残ってほしいものとして「日本の文化」「日本の技術」など、日本を尊敬する答えが目立ったそうです。
そして、社会人に不可欠の能力に「コミュニケーション」と「創造性」が挙がったそうです。

中学生が想像する「灰色」の未来、日本を尊敬する気持ちなどを踏まえつつ、参加者の方々と未来について話し合うワークショップがスタートしました。
未来のことなどについて、多様な人が集まって対話する場や施設のことを「フューチャーセンター」と呼ぶそうです。そのフューチャーセンターを今日、この場で実施しようというのが趣旨です。

20年前の出来事を振り返ると同時に、今後20年間の動きを5~6人のグループに分かれて考えました。

ここで登場したのが、「もうひとつの北海道環境白書」に掲載予定の“変化のキーワード”。
つまり、北海道における環境に関わる変化を示した年表を見ながらの意見交換となりました。
わたしが参加したグループでは、20年後の未来にあってほしいものとして、以下のものなどが挙げられました。

・無電信柱化
 電信柱がなくなるということ
・ペットボトルがなくなる
・広大なアイヌ自然公園、自治区
・街と自然の緩衝帯の設置
・24節季祝日化

未来の「あったらいいな」を考えるのは楽しいですね!
この「あったらいいな」を実現するために何をすべきか考える方法を「バックキャスト」といいます。
渡辺さんは、「現在は未来を計画する時には“フォアキャスト”で考えます。フォアキャストとは、現状から分析して未来を考える方法。未来を考える時、フォアキャストからバックキャストに変えていく時代になったのではないでしょうか」と、このワークショップを締めくくられました。


バックキャストの方が夢があるし、いくら科学技術が発達したからと言って、予測は予測でしかないと思うのです。その予測に振り回されるよりも、「こうなったらいいな~」という未来を描き、それを実現するための行動を考えた方が楽しいし、やる気も出るのではないかしら?

この後、ワークショップは続きましたが、別件のため途中退席。
中途半端になってしまいましたが、参加して下さったみなさん、ありがとうございました~!