そんな訳で、ゴールデンウィークのツアー最後に訪れたのは仙台市八木山動物園。ほかの動物園に比べ紹介に気合いが足りないかもしれないけど、正直、記憶が曖昧に・・・。そこはご愛嬌ということで(笑)。
時は、2012年5月2日。仙台駅からバスで約30分。動物園の立地としてありがちな小高い山の上に八木山動物園はある。
ここで印象的なのはフタコブラクダ。
どの動物園にもほぼいるラクダだけど、ここではとてもアクティブな姿を見せてくれる。どこがアクティブかって、これが必死に草を取ろうと、驚くべき行動に出る。見ての通り、ひざを折り曲げ、首を必死に伸ばし、なんとか下にある草を取ろうと必死なワケだ。こんな技を見せてくれるフタコブラクダを見られるのは八木山だけかもしれない(笑)。
どこまでも自慢気(笑) |
どこにでもいそうなフタコブラクダだけど、野生種は絶滅寸前なんだって。種として存在するだけじゃなく、自然界の一員として野生でいることの意味も考えたいよね。
次に紹介したいのはツキノワグマ。
こちも比較的どこの動物園にも大概はいるよね。
でも、この格好を見てほしい!表情はリラックスしているようだけど、明らかに厳しい態勢じゃない!? これで寝られるのがすごい(笑)。
ちなみに八木山では、ツキノワグマにエサをあげることができる。といっても、放り投げるんだけどね。ここには2頭のツキノワグマがいて、1頭は必死にエサをほしがるけど、もう一頭はこの有り様。
やばい、可愛いのです。
ちなみに、北海道にはいません。さらに言うと、九州では絶滅したと言われている。でも、最近目撃情報が多数寄せられていて、九州におけるツキノワグマの生息に関する再調査がスタートしたところなのですよ。いるといいね~
マニアック(!?)なところでベニジュケイ。
羽の色がめちゃくちゃ鮮やかで目を奪われる。なんで、こんな配色なのか?鳥っておもしろいよね~。特に、この顔の青はなんとも言えない。
しか~し、驚くのは配色よりも繁殖期のオスの行動なのです。
ぜひ、Youtubeの動画を見てほしい。
→ http://youtu.be/7l79rgG9bDk
「それ、どこの隠し持ってたんだ!?」ってびっくりするから。見ないと損だね(笑)。
八木山で意外に充実しているのが爬虫類。
中でも心に刺激を受けた爬虫類が2種類ほどいる。
まずはサバンナオオトカゲ。
何が刺激的かって、この寝顔もさることながら、お腹の部分がアコーディオンみたいになってるところ♪ じゃらじゃら触ってみたくなる~
ペットととして輸入されてるみたいだけど、動物園で見るか、野生で出会うためにアフリカに行かないとね!
さらに、チュウゴクワニトカゲ。
ビックリしたような顔の可愛さにビックリした(笑)。こちらもサバンナオオトカゲ同様にペットとして日本に入って来てるみたい。でも、やっぱり買ったらダメ。
中国ではパンダと同じくらい貴重で保護の対象になっているとか。“中国国家一級重点保護野生動物”に指定されているらしい。
水中で交尾して、爬虫類なのに卵じゃなくて、胎生で繁殖するのが特徴らしい。赤ちゃんを産むってことだな。なるべくお腹の中で大きく育てて、強い子供を少なく産む戦略を取ったんだね。でも、飼育下では子供を成長させるのが難しい種類なんだって。
ちょっと変わったトカゲさんなのです。
このツアーで初のニシローランドゴリラ。
さすがに仙台市の動物園。ゴリラって動物園にいそうで、あんまりいない貴重な動物なんだよね。
やっぱり貫禄十分。名前は“ドン”さん。睨みを利かせるこのお顔は、サル界の王者の風格だよね。カッコいい。
ゴリラを取り巻く環境は、本当に切ない。アフリカの内戦によってブッシュミートとして食べられたり、ペットとして捕獲するために子供を残して群れを皆殺しにされたり・・・。もちろん絶滅危惧種。
動物を見るときは、その動物が野生で生きてい状況を知ってほしいと思う。動物園にいる動物はたいてい貴重な種類が多い。どうして貴重なのか。そこには多くの場合、人間のエゴによって生きることを脅かされている現状があるもの。本当に。
北東北の水族館・動物園ツアーはこれにて終了。宮城は北東北じゃないけどね(笑)。
日本動物園水族館協会に加盟している園でまだ足を踏み入れてないのは、山形県にある加茂水族館と福島にあるアクアマリン福島。
どっちも比較的行きにくい場所にあるんだよね~ だから今回はお預けに。
今度また、機会を作って東北制覇するぞ!(笑)
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