そんな風に思わせてくれる身なりの整った、オシャレなおじいちゃまが時々いらっしゃる。
でも、そんなおじいちゃまにバスや地下鉄、電車の中で出会うとちょっと戸惑う。
席を譲るべきか、もしくは譲らざるべきか。。。
こちらからすると明らかにおじいちゃんの域に達しているものの、身なりはちゃんとしていて、なんならオシャレであるということは、「まだまだ自分は男性である!」と意識をしていると思うからだ。
以前、ペルーのカハマルカ(Cajamarca)郊外にあるプレインカ遺跡のクンベマヨと石の森(Bosque de Peidras de Cumbemayo)に行くツアーに参加した時のことである。
Bosque de piedras de Cumbemayo |
この石の森。結構、アップダウンが激しく、道をふさぐように大きな岩があったりする。ツアー参加者の中には、家族で参加していたアルゼンチンからのおじいちゃまもいた。
大きな岩から降りるのに苦労していたおじいちゃま。
私は手を差し伸べ、声をかけた。「大丈夫ですか?」
しかし、手を取らない。。。
気付いた家族の中の息子さんと思われる人が手を差し伸べる。
するとおじいちゃまは彼の手を借りて、無事に岩を乗り越えることができた。
「男は、いくつになっても女性の手は借りないもんなんだよ。」と、息子さん。
びっくり。
そうか。男性はいくつになっても男性なのか。
女性が手を差し伸べることは逆に失礼になるんだな。
ラテン系の男性は男らしいもんだと、関心した。
日本人の男性はどうなのか。
もしかしたら、彼らもいつまでも男性でいたいと思っているのだろうか。
これまで何も気にせずに席を譲ってきたけれど、もしや男のプライドを傷つけていた!?
明らかに立っていると危なげなおじいちゃまには躊躇なく席を譲っている。
けれど、オシャレに気を使うようなおじいちゃまはどうだろうか。
悩む。
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