大沼は水質こそ課題を抱えているけれど、本当に素晴らしい場所。
仕事で関われて本当に嬉しい!
地域の人たちに話を聞いて、いろいろ教えてもらって、大好きになった大沼。
そんな大沼が7月3日に、国際条約であるラムサール条約の登録湿地になった。
考えてみたら、 いつもは車を借りて移動するため、実はあんまり大沼を見ていなかった (^o^;)
そこで、いつもお世話になっている宿・ペンション風KAZAのオーナー金澤さんに自転車を借りて、「ラムサール登録記念」ということで、大沼を一周にチャレンジ!(笑)。
やっぱりよく見るには自転車か徒歩が一番!車じゃ、一瞬で通り過ぎちゃうからね~
ではでは、レッツゴー!
と言いつつ、まずは腹ごしらえ(笑)。
大沼公園駅から自転車で3分、徒歩で10分くらい。“カントリーキッチンWALD(バルト)”。
毎回オーダーするのは、季節のプレート¥1,575。
この日はピザ風の豚肉のカツレツ、エビの味がしたニョッキ、キッシュ、などなどご覧のとおり。これにサラダとパンかライス、食後の飲み物も付いてくる。食材も地元のものを多く使ってくれていて、絶対お得!
食べるべし!
自転車で走ると、いちいち気になる場所を発見してしまう。
こちらも気になるレストラン“WANDALE(ワンデール )”。
以前、一度ランチを食べたことがあるけど、雰囲気もよくて結構おいしかった。
ここもおススメだな~
ちなみに、このワンデールの隣りにも“ランバーハウス”という大沼牛を食べさせてくれるレストランもあった。
沼沿いの道以外にも飲食店はたくさんあるから、探してみるのも楽しいかも♪
実は、この場所も初。大沼駒ヶ岳神社。
なんで来たことがなかったか。大したことないだろうと勝手に思っていたから・・・。
しか~し!この思い込みいは大きな間違いだった。
行ってみてビックリ。大きな岩が祭られている。
これは、大沼地域に多数存在する“流山(ながれやま)”の1つ。大沼に浮かんでいる小島も流山なのよ~。
流山は、駒ヶ岳が噴火した時、溶岩や岩石、土砂によってできたもの。
流山の様子が一番よく分かる場所じゃないかな。
しかも、横に回ってみると・・・ !?
割れてる~~~~~~~~~!!
しかも、流山の間を通れちゃう!
一人で結構興奮して、2周してしまった(笑)。
しかも鳥居とは反対側は湿地になっている。
湧水なので、水は澄んでいる。水中には水生昆虫が気持ちよさそうに泳いでいる。
トンボがたくさんいて、それにも興奮してしまった(笑)
穴場スポットだな。
本当にこの日は天気が良くて、気持ちよ~く自転車をこぎこぎ~♪
すると、前方の草むらに入り込むキタキツネの姿がチラリ。
見えたあたりで自転車を止めて、草むらをジィーっと見てみると・・・。小さな2つの目がこちらを見ている!
見つめ合う事数分・・・・・・・・・。なんと出てきた!
こぎつね登場!
しかも、どんどんこっちに近づいてくるぅ~~
そして、自転車にタッチ。
こぎつねは好奇心の塊で、警戒心がほとんど無いの~~ (=o=:)
これは逆に心配になる・・・。
だって、こんなに近くに来たらダメでしょ~~~!!
良い人もいれば、悪い人もいるし、可愛いからってエサあげちゃう人もいるかもしれないし、道路に出過ぎて車に轢かれちゃうかもしれないし・・・。
脅かそうか、人が怖いものだって教えようか・・・。
迷った挙句、何もせず、ただただ見ていた。
もし、キタキツネが近寄ってきても絶対にエサをあげたらダメだし、触ってもダメ!
特に初夏は、全道各地で好奇心旺盛なこぎつねがウロウロしているから、車のスピードにも気を付けてほしいな。
お願いします <(_ _)>
大沼森林公園にも立ち寄る。
ツルアジサイが見頃を迎えていて、いい香りが~♪
花の香りにつられて、ツルアジサイに鼻先を突っ込むと先客がいた(笑)。
アオハナムグリかな?
ツルアジサイのあま~い匂いに昆虫も人も吸い寄せられちゃう。
道内ならたくさん咲いているツルアジサイ。
もし、匂いを嗅いだことなかったら、これは嗅がなきゃね。
ただ、先客に気をつけてから鼻を花に突っ込みましょう(笑)
ちなみに、ここでもキタキツネに会う。
こっちは大人だね。
しかし、夏毛のキタキツネは細いね~
よ~く見ると、シッポがちょっとシマシマ。
こんなに近くに野生の哺乳類を感じられるのは大沼の魅力の1つだと思う。
しみじみと感動してしまった (ToT)v
まぁ、その分、自然との付き合い方をきちんと考えないといけないよね。
今回はラムサール条約湿地に登録された大沼、小沼、じゅんさい沼のうち、大沼の周りを自転車でぐるっとまわった感じを紹介しただけ。
わたしが好きな小沼はもっといいんだな~♪
この日も観光客の人たちが自転車を借りて颯爽と走っていた。
でも、正直、スピードが早すぎる・・・。
なんていうか、走ることの楽しみだけで、自然を十分に満喫していないな~って。
だから、誰もこぎつねにも気が付かなかったし、ツルアジサイの香りも匂ってなかった。
駒ヶ岳神社の大岩の間を通れることに気付く人も少ない。
あぁ~~~~~~~~~~、もったいない!!
ラムサール条約は、国際協力によって湿地の保全・再生とその湿地を賢く利用することが目的。その目的を実現するために、「教育・交流をしましょう!」という条約なんだよね。
多くの人に大沼の魅力を知ってほしいし、ただ知るだけじゃなく、大いにその魅力を感じてほしい。
ちょっと説教臭くなるけど、仕方ない。訪れる時は自然に配慮してほしいのね。でもこれ、最低限のルールだもんね。
☆時期によっては鳥が子育てしてるから、近づき過ぎず、静かに鳥の声を楽しんでほしい。 危険を感じて巣ごと放棄して、次の年から来なくなってしまうから。
☆野生動物にエサはあげないでほしい。道路に出てきて事故に会ったり、人に感染するウイルスを持っている場合もあるから。
☆犬などのペットはなるべく森の中には連れて行かないでほしい。森の生きものが怖がるから。
☆きれいな草花があっても、持って帰らないでほしい。そこにいる意味があってそこに生きているから。
☆外から生きものを持ち込まないでほしい。 大沼の自然のバランスを崩してしまうから。
函館という都市部にも近くアクセスしやすい場所にある大沼。
素通りされちゃう場合が多いんだけど、それはダメ~(笑)。
ちゃんと泊まって、大沼を3、4時間くらいかけて自転車で回って、さらに小沼や森林公園内の遊歩道など、ゆっくりじっくり歩いてほしい。
とにかく、見るところはたくさんあって、五感をフル活用すると、それぞれに違った魅力を感じられる場所なのよね~
自然との付き合い方をここ大沼で会得しちゃいましょう!
大沼ラムサール条約湿地への登録、おめでとう!やった~!ばんざ~い!
躍動感あふれる案内記。良いですね〜♪ガイディッドツアーが良いのでしょうね。ウォーキング、サイクリングの。短時間しかない場合は、車で連れて行ってくれて、ポイントでは、降りて少し歩く、というのもあると良いですね。そう言えば、その昔、オーストラリアで行ったツアーがそんな感じでした。カナダもそうだなあ。自分だけでは、見つけられないものを、ガイドさんにいろいろ教えてもらえるのは、やっぱりいいもの。「先達はあらまほしきことなり。」ですね。
返信削除ありがとうございます!
削除大沼は通過型の観光地になってしまっているので、どう滞在してもらうかが今後の課題だと思っています。自然をゆっくりと満喫してもらえれば滞在型観光が増え、地元の方々には滞在型観光のためにも環境保全は欠かせないという風に考えてもらえたらと思っています。
車でのガイドもあるといいですよね。自転車に乗れない体の不自由な人もいらっしゃるでしょうし、自転車では回りきれない駒ヶ岳のような場所もありますから♪
ラムサール登録おめでとう!
返信削除何度も大沼には行っているけれど、大沼駒ヶ岳神社は知らなかった。
大沼の紹介って函館観光の付属的な感じになってしまいがちだけれど、
周辺に体験型の遊びを提供してくれるところがたくさんあるよね。
素通りするにはもったいないところ。
地元の人たちがここに行ったら面白い、
おススメという観光地図みたいなものを作ってくれたらうれしいな。
いやぁ~、良かったね~
削除駒ヶ岳神社の大岩すごいよ!
今度行ったときは絶対見てね。
確かに、大沼って函館観光の付属って感じだろうね。
でも将来的には「大沼見て、ついでに函館」って人が増えたらいいなって思う♪
おススメ地図かぁ~
地元の人って案外気づいてない部分が多いから、それは訪れた人が「ここが良かった!」ってのを教えてくれるといいかもね (^o^)/